治療実績
当院の臨床例
矯正+補綴(トータルな治療)
まず現状の咬合状態の分析をして、その不正咬合の成因論を考えた上で治療方針を導き出して、顎口腔系の再構成をすることで、本来の主訴に対する姑息治療でない本質的な治療を行います。



48歳女性
- 主訴
- 両方の奥歯に鈍い痛みがある
- 病歴
- 昔から歯がしみて痛くなるたびに神経をとる治療を繰り返されてきた。治療した歯なのにいつも奥歯の痛みが少しあり、たまに強く痛むことが繰り返されてきた。
診査を綿密に行うことで以上のことが判明しました。
- 前歯部のガイダンスの欠如
→TMJと臼歯部への負担の増大 - 上顎大臼歯部の咬合平面が急峻
→臼歯部の咬合干渉の発生 - 咬合高径が低い
→下顎の過剰な前方回転で閉口方向に強く適応
以上の問題点を治療するための矯正治療を行いました。
治療開始 4か月後



治療開始 13か月後



矯正による第一段階の治療終了


補綴治療による第二段階の治療後



それまでの不適切な形の銀歯やかぶせものは、新たにオールセラミックのかぶせものをデータに基づいたガイダンスと形態を付与してかぶせなおしてあります。機能的であるという本来の治療が、実は審美にもつながるという重要性がご理解いただければ幸いです。なお、下の歯の前歯に関しては、当院にてホワイトニング処置を施して白くシェードアップがされました。
治療前後の比較



患者さんの主訴は単純に当該部分だけが原因の場合と、その主訴に隠された別の不調和が原因となっている場合との2種類があることにたえず注意しています。日々遭遇する患者さんの主訴を目の前にしたとき、咬合の不調和が関与していて臨床上の何らかの症状となって現れている可能性があるのか否かを判別していくためにも、術前の顎口腔機能の動的かつ静的な診査は重要かつ有効と考えています。また、不調和が見つかり、咬合再構成をすることになった場合に際しても、矯正治療を行う際にも、技工士に補綴物を依頼する際にも、綿密な診査診断は必要不可欠だと考えます。
矯正治療

初診時・・・・29歳女性 噛み合わせが悪いために左の顎が痛むとのことで矯正治療を開始しました。
審査するためにレントゲン規格写真、顎運動診断等の術前検査をまずおこないます

1ヵ月後・・・ブラケット(この場合透明色)をつけていよいよ矯正治療開始です。はじめにやわらかいタイプのワイヤーを入れるところからはじめます(ケースによってさまざまなものが選択されます)

3ヶ月後・・・MEAWの複雑なループの組み込まれたワイヤーが入るステージです。この時期に歯軸を整直させて、咬合高径、咬合平面角度を大きくかえていくことで顎咬合系の再構成を行います。ひとつ重要なことは食事以外の時には必ず小さいゴムをつけていただく必要があるということです。これをつけないとなおりません。

10ヶ月後・・顎間ゴムを協力していただいたおかげで、この場合の治療期間は10ヶ月で終了しました。
当然症例によって治療期間は異なりますが長くても大体3年以内で終了します。
(臨床参考価格) 精密検査6万
矯正装置一式80万円 6千円×10ヶ月
最近では矯正に使用する装置も昔のタイプのものに比べてシンプルになってきました。
前歯のみえるところだけは透明な素材を使って行う方法や、歯の内側に装置をつけてしまい、見た目は装置をみえないようにしてしまうといった方法(舌側矯正)も出てきました.これらの方法は通常の方法に比べると割高な治療となりますが、矯正中もそれを人に知られたくないという方にはおすすめです。
インプラント
右側の下の歯3本がなくなってから義歯を入れたものの、違和感がありなじめなかったそうです。入れ歯を外した状態が長く続いていたこともあり、手前の小臼歯が倒れてきてしまったので何とかしたいと来院されました。


3本のインプラントを下顎右側に埋入しました。それから3ヶ月後、上部構造を装着しました。ハイブリッドでできており、以前の自分の歯と同じような色、それに同じような噛み心地で違和感なく噛めるようになったと喜ばれておりました。左側も形態改善のために入れかえてあります。
この方の場合の予算は……
インプラント体3本×25万円+インプラント上部構造3本×15万円で合計120万円+消費税5%となります。かなり高額ですが、今後のこの方のQOL(クオリティーオブライフ:生活の質)に対しては計り知れないものがあるでしょう。硬い食べ物だからとはばかる必要はまったくなく、取り外していちいち清掃するといった手間からも開放されるという点では、他に治療の選択の余地を与えないことがお分かりいただけると思います。
強い違和感のために入れられることがなかった健康保険の義歯とは違い、インプラントは自分の歯が新たに再生されたといった感覚でしょう。ただし、前にも記しましたが、内科的な疾患や喫煙習慣という条件、それに歯周病の完全なコントロール、しっかりしたメインテナンスなどをクリアしない場合には、かなりの確率で予後不良になるという、厳しい側面も知っておく必要があります。
入れ歯
下に示したのは、ガルバノテレスコープで治した方の臨床例です。
治療前の状態



上下とも引っかけるクラスプタイプの義歯を使われていましたが、違和感が強く、ご自宅にいるときにはほとんど外されているとのことでした。
治療後の状態



かなり状態の良くない歯が多かったので、セメントでつけてしまう完全固定式のブリッジのような設計にはできませんでした。可撤式で、装着感はブリッジとほとんど変わらないガルバノタイプの義歯としました。
義歯着脱時の様子


(臨床参考価格)上の写真の例
- 上顎
- 内冠7本×10万 外冠7本×12万 ポンティック3本×12万
- 義歯床(4歯分)15万 補強板10万 ガルバノ(24金)処理7本×2万
- 総合計229万円
- 下顎
- 内冠8本×10万 外冠8本×12万 ポンティック4本×12万
- 義歯床(2歯分)10万 補強板10万 ガルバノ(24金)処理8本×2万
- 総合計260万円





